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「万葉集」に収められた歌の舞台にもなった乎那の峯(おなのみね)では、1月下旬になると、静岡県天然記念物にも指定されている「マンサク」が奥浜名湖に春を告げるように咲き始めます。 黄色い糸のような花びらをもつ「マンサク」は、春になると、どの花よりも早く咲きはじめることから(まず咲く→マズサク→マンサク)この名前が付いたとも言われています。
乎那の峯の「マンサク」は日本に自生するものとしては、南限にあるとされる、とっても珍しいもので、樹齢100年以上、高さは5mにもなります。満開になると山が黄色に染まります。 見頃は2月半ばで、毎年「まんさくまつり」が2月下旬に行われます。 4月上旬に満開を迎える遅咲きの桜「三日日桜」も植えられています。この桜は薄紅色の花を咲かせ、近年発見された新種の桜としても話題になっています。 また、4月上旬の満開時期に合わせて三ヶ日まつりも開催されます。 ほかにも乎那の峯には100種以上の万葉植物が生息していて、浜名湖の豊富な自然を満喫できます。中腹と山頂にはあづま屋があり、ハイキングコースとしてもおすすめ。ここからの猪鼻湖の眺めも抜群です。 |