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姫街道は浜名湖の北を通る街道で、正式には本坂道といいます。東海道の難所、新居関所をさけて女性が多く利用したことから、「姫街道」と呼ばれるようになりました。 この姫街道の通行を取り締まるため創設されたのが気賀関所です。この気賀関所を通 行するには地元の住民でさえ通行手形が必要で、しかも昼間しか開門していなかったため、大変不便でした。 そこでこんどは、地元の住民のために気賀関所の北側の山裾を東西に通 じた道「犬くぐり道」ができました。当時、清水次郎長などのお尋ね者も、関所を避けてこの「犬くぐり道」を歩いたと言われています。 現在は、この姫街道の一部、気賀駅から西気賀駅までに石畳が敷かれ、ハイキングコースとなっています。樹齢200年以上のツバキが群生する 石畳の峠では、1月〜2月にかけて真っ赤な椿がいっせいに花を咲かせます。 またハイキングコース沿いにある「姫街道と銅鐸の歴史民俗資料館」では、当時の歴史資料が見られるほか、ときどき企画展なども開催されます。 姫街道を本坂峠の東に約100メートルほどに歩くと、ヤブ椿の原生林あります。 樹齢200年以上の椿がトンネルのように覆っています。花期は2月〜3月での真っ赤な中輪の花が咲きます。また、ここは昔の街道を復元して石畳となっており、風情のある風景が楽しめます。 |